「ここに来たらいっぱい西瓜食べれるね!」
「あと大きいのが1個、小さいのが2個ある」
「おいしー!
ユーヤももっと食べなよ!」
夏休みになって
レーニャがたまに来るようになった
大家さんの西瓜を食べに
「俺、最近西瓜しか食べてないかも…
バイト先にも持っていったんだけどな」
俺は嬉しかったけど
レーニャがここに来たってことは
大丈夫じゃないんだ
「あの人にもあげたの?
お菓子屋さん」
「うん、小さいの1個あげた」
「へー…」
「レーニャも家に持ってく?」
「んーん…
私はここに来てること内緒だから」
やっぱり俺って許されてないんだ
だよね
「そーゆーのよくないよ
なんかあっても俺責任取れないし…」
ダメ男の発言じゃん
俺がレーニャを幸せにする!って
言ってみてー
「うん、ユーヤには迷惑かけないよ
…
スマホにGPS付いてるから
いつも学校に寄って置いてきてるの
…
だから、ここに来てる時は
学校にいることになってる
…
すごいでしょ!
完全犯罪」
それでいつも制服なんだ
信用されてねーじゃん、俺
しかも犯罪って…



