下校の生徒の中にレーニャを見つけた
友達といるかな?
俺が話しかけたら迷惑だよな?
制服着替えてくればよかった
わざとレーニャとすれ違って
無視されたら諦めよう
レーニャと俺は
世界が違いすぎるってことで
諦めるしかない
その確率大
10m…7m…5m…3m…
レーニャ!
レーニャ気付いて!
心の中でレーニャを呼ぶ
レーニャには俺の学校に来るなとか言ったくせに
都合よすぎる
「ユーヤ?」
「あ、レーニャ…」
偶然なふり
友達といた
「レーニャ???」
「優里愛、誰?」
「人違いじゃない?」
ごめん、レーニャ
「人違いじゃないよ
ユーヤ」
「ユーヤ?」
「誰?」
「N校の制服だよ」
「優里愛、N校に知り合いいたの?」
「知り合いっていうか…」
ヤベー、レーニャ困ってる
レーニャに恥かかせてる
「スミマセン
人違いでした」
とぼけてみる
「人違いだって、優里愛」
「なーんだ」
「行こう、行こう」
うん
行って行って
俺とあなた達は世界違うんで
思い知らされる
俺とレーニャは
友達でも知り合いでも何でもない
「人違いじゃないよ
私の命の恩人
大切な人だよ」
命の恩人
大切な人
胸がいっぱいになった
「…」
なんか言いたいけど言葉に詰まる
なんか言ったら俺泣いちゃいそう
「みんな先に帰って…
また明日ね」
「うん…じゃあ先に行くね」
「優里愛、気を付けて帰ってね」
「バイバーイ」
「うん、バイバーイ」
俺の横を風が通った
レーニャを残して



