「お嬢さんを俺にください!」


「学生はいいな…長い休みがあって」



隣には
春と同じくらい憂鬱な匂い



「うん…」



陽介、私があげた香水つけてない

気に入らなかったのかな



私もネックレス着けてないし…

陽介からもらったと思われるネックレスは
探したけどなかった

落としたのかな?



「来年の今頃は優里愛も卒業だね」



次の春には
私はこの人と結婚してるのかな?



「そーだね…」



好きになれるかな?

この憂鬱な匂いを



「優里愛、この前もその服着てなかった?」



「この服、気に入ってるの」



「僕はあまり好きじゃないな…
春だし新しい服買いに行こうよ」



私達、合わないのかもね…

その言葉を我慢する



大家さん、これが我慢?

これでいい?



「私の服は大丈夫
陽介の行きたいところ付き合うよ」



大家さん、これが思いやり?