今日もいつも通り電車に20分程乗ってから、学校の正門を潜る。

そんな時、背中に大きな衝撃が走った。
私は体をビクッと体を震わせてから、恐る恐る後ろを振り返った。

___そこには私の親友、高橋咲の姿があった。
「ばぁっ!へへっ、驚いた?」
咲は笑顔で私に話し掛ける。
「めっちゃびっくりした!もう。」
「えへへ…ごめんって!」
咲は綺麗な顔の前で手を合わせて、ニマニマしている。
謝る気あるんだか。

「よぉっ、」
後ろから声が聞こえた。
「智輝!」
咲が驚いたように笑う。

私が振り向くと、笑顔の智輝が立っていた。
「何だ、智輝か」
私が面白半分で言う。
「何だって何だよ〜!!」