私たちの笑顔

放課後、約束通りアキとデート。


近くのゲーセンで遊びまくる。


お金は…私が自分の体で作った。

汚れてるお金かもね。

でも…いいんだ。

親に邪魔物扱いされている私の体なんてどうでもいい。


「由美…体売るの辞めなよ…」


アキがプリクラを切りながら言った。


「わかってるけど…」



アキ…

私が親から虐待受けてるって聞いたらどう思う…?

私はアキの笑顔が好き。

私がこんな悩みを打ち明けたらアキに重い荷物を背負わせてしまいそうで…

その笑顔が見れなくなってしまいそうで…

だから…体を売って全て発散させているんだよ…。