私たちの笑顔

和明を離したくなくて…ずっと側にいてほしくて和明の体を強く抱きしめた。


「由美?ちょっと痛い…」

「離したくないもん…。どこにも行かないで…側にいて…」


どうしちゃったんだろう?

私…。



なんか…不安になっちゃったかもしれない…。

さっきほんの一瞬だけ思い出した過去の私は情けなかった。

みじめで、どうしようもなくて…。

暗闇に突き落とされた私を救ってくれたのは和明だった。

でも…誰にも消せない過去は和明には重すぎだと思ってて…。


「俺はどこにも行かないよ。ずっと由美と一緒だから…」