私たちの笑顔

「アキ!話がある!」


自分でも驚くほどでかい声が出た。


「何!?」


アキも私につられて大声を出した。


「私、四月から学校指定のアパートで下宿するから!」

「………」


アキ…?

俯いて黙ってしまった。


「どうした…?」

「…やだ。反対!」


アキが顔をあげた。

その顔は…涙で濡れていた。


「せめて卒業するまでいてよ…。淋しくなっちゃうじゃんか…」


必死で涙をこらえようとするアキ…


「私もアキと一緒にいたいよ。でもさ、ここはアキが独り立ちするために借りた部屋でしょ?なのに私ってばアキに甘えて転がり込んじゃってさ…。いつまでもアキに迷惑かけていられない。めちゃくちゃ遠いとこに行くわけじゃないから…引っ越しても時々会ったり遊んだりしよう?」