私たちの笑顔

だけど…あんたになんてわかってたまるかっ。

こっちがどんな想いで別れを告げたと思ってんだ。

うちらがどれだけ愛し合ったのか…

決して軽い気持ちで付き合ってなかったこと…

私は和明を愛してたこと…

ううん…今も…愛してること…


「和明〜!今晩暇〜?」


猫撫で声の後ろには…



和明の姿…


今にも破裂しそうな私の心臓…



ガシャン!!


「お客様!大丈夫ですか!?」


動揺した私は…グラスを落としてしまった。


粉々に割れたグラスと飛び散ったコーラ。


「由美…?」