🐞13



「まあまあ、何事?
リア様、ロレンツォ様2人して
どうしたの?」
突然の2人の訪問にしては賑々しい
登場にスカーレットは驚いたのも
無理は無い。、


スピニッチールR国のロレンツォ
ホースラデDーレーン国のリア
2つの国の軍服を着た王太子が
ウィリアム・スミス邸の捜索に
出向いてウィリアム・スミス
に謎の彼女の捜索を願い出て来た。


「申しありませんが
離れのケニー様の所も
調べさせて下さい」

ケニーは当主ウィリアムの妹だ
離れに別家を建てて
ひっそりと暮らしている。



ウィリアム・スミスと夫人も
2人から話を聞いて捜索に
協力した。
ケニーもそんな訳ならと
渋々協力した。


しかし彼女の行方は雲を掴む
ように分からなかった。


「いいか、リア、彼女を
先に見つけた方が彼女と
婚姻できる。」
誤解かもしれないが、ロレンツォ
とリアが探し回る娘も同一人物
と思われる。

「もし山娘が
俺の探し回ってる子だったらどうする?」

リアも疑問に思う事を打ち明ける。

「その時は頭を擦り付けて
お前に土下座する。」


「イヤイヤ、断る
譲れるものじゃない!」

引きつった笑顔のリアにロレンツォも真面目な顔を向ける。

同一人物だった場合
先に見つけた方が婚姻の
約束を優先する。

ウィリアム・スミスが承認となり
二人の約束事は証書を取って
裁判所にあずけられた。

提案したのは
ウィリアム・スミスだった。
2つの大国が争えばそれなりの
負傷者が出る

ならば決まり事を作るべき
何にしてもルールは必須!!

ウィリアム・スミスは争いを
それを阻止しなければならな
かった。

この2つの国が争えば損害は
隣国全土に降り掛かる
沢山の人々が苦しむことになる
それだけは避けなければ・・・


しかしフローレンスの言い分は
取り上げないのか?
フローレンスの気持ちを無視か?
もし2人以外の男性を選んだならと

・・・そんな事は考えないのか?

そんな当たり前の事を考えられない
程、2人はそれなりに真剣なのだ。
そして2人はフラれた経験もナイ!

なんせ王太子なのだから
中々フラれる要素が無い!





ハッハッハッハ
ん?
フローレンスが歩いていると
僅かに聞こえる息遣いの荒い犬が河から半分体を出していた。


「ウワッ、アイツは
ウィリアム・スミス家の生意気な
ドーベルマン?ヤンケ!
なにしとん?」

首輪にウィリアム家の家紋
ゴボウの入れ込みがしてあった。

「へっへーん、ざまぁwwww
私をイジメるからこんな目に合う
バアーカメ」

ツンツンと棒でつつく
ドーベルマンの黒目がチラとフローレンスを見た。


力尽きたように
グッたりして河に引かれるように
ドーベルマンは落ちてしまった。

バシャバシャバシャ━━━━━ン
水しぶきと一緒にドーベルマンは
黒い足しか見えなくなった。

オイィじょ冗談かよー
( ꒪Д꒪)ヤバ…ウワー

「オーイイヌ
生きてっか━━━━━━━━!
オ━━━━━━イ
イ━━━━━ヌウ」

イヌの姿は、水に飲まれて
みえなくなった。

「キャァアアアマズ」

フローレンスは河に飛び込み潜り
ドーベルマンを見つけ抱えた
華奢なオリビアだが畑仕事や
庭仕事で鍛えた体は
自分の背ほどある犬を何とか
川岸迄抱え上げた。

犬はかなり衰弱して
何時間河にいたのだろう。
幸い水は飲んでいない様子

「オイオイ
犬犬、ベチペチぱちぱち」
背中をさすったり、刺激したり

思うことをやって見た。

「クウウーゥン」
口から僅かな水がタラーり
弱々しく一声あげた犬

「よかったーε-ホッ」
何とか息を吹き返した。


アスファルトの上に寝かせて
腹を撫で背中を撫で足を撫でる
少しすると耳がピクピク動き
少し手足も動いた。



金意地が汚いのか咄嗟にリュック
を投げて飛び込んだせいで
金めの物は無事

ホッとしたフローレンスは
昨日もらった
💸と💰の商品券を厨房から
チョンボして来たタオルに巻いて
首にかけグッタリした
ドーベルマンを背負い、リュック
は草むらに隠した。
それから又ウィリアム・スミス家へと後戻りお金だけは大事‼️
肌身離さず持ち歩く


どっこいしょ 何度も
おんぶし直しながら
ウィリアム・スミス家
へと足をすすめる。

お"重いー
しかし頑張るしかない
フローレンスはガニ股で足を踏ん張り、一歩一歩ヨタヨタ・・ヨロッ
と歩く、千里の道も一歩からじゃー


気がつくと大分犬が軽くなったと
思ったらおんぶされたまま
ドーベルマンも歩いていた🐾🐾🐾



「ええっ!」

フローレンスはビックリ


「いいんだよ、おぶさって棒で
ツツイてごめんね、痛かった?
まさか弱ってるなんて
思わなかったし
ほら、どっこいしょ、いいよー
甘えておぶさりなよ。」

又フローレンスは犬をおんぶし直していた。


ドーベルマンも悪いと思ったのか
ペロペロペロとフローレンスの
耳を舐めた。

「気にしなさんな!」
フローレンスはドーベルマンに
話かけた。

ドーベルマンもフローレンスに
立ちションした事を
反省してるのかも知れない。

軍の車が何台か通り過ぎた。

「ロレンツオ様おかしな娘が
おります。」


「なんだアレは(笑)
犬が歩きながらおんぶされてるぞ」
たちまち興味津々な輩が
笑いながら通り過ぎた


「面白い奴もいるな笑(笑)
褒美をわたしてコイ
笑わせてもらった。」
ロレンツオは商品券の余りを
3封筒渡した

「ハッ分かりました。」

先頭の軍のトラックが止まり
ズラズラズラーっとジープや
トラックが左の路線に並んだ
面白そうにヤジを飛ばす。ニヤニヤニヤ
ズブ濡れの フローレンスの前に
1人の軍人が立った。

「 ロレンツオ様からだ
受け取れ!!」
彼は手に三通の封筒をさしだした。
商品券を三通もらった。


「あ、コレは(ラッキー)💰💰💰
ありがとうごぜいます。」
金を見れば元気が出る!
でかい声でお礼を言う。

車の窓から見下ろすロレンツオは
クスクス笑い転げている

ロレンツオから見ればドーベルマン
が頭を下げたようにみえたからだ。
ドーベルマンは立てばフローレンス
よりデカイかもしれない。

フローレンスはロレンツオのイケメンな横顔を見た(°𖥦° ;)ヤベエ
カッコイイのは世間の女子の
認める通り
彼なら選り取り見取りなハズ。

栗色の髪は揺れながら
フローレンスを見たが、
ロレンツオから見えたものは
疲れた目をしたドーベルマンだ。

又歩いていると
又軍の車が通りすぎた。
1台のトラックが止まり
ワハハワハハワハハと笑う声が
した。

無視しながらウィリアム・スミス
家へと歩きだした。

「ドーベルマンよ、気にしなさんな
笑わせておけばいいよ。」
フローレンスはドーベルマンが気に
しないように気を使う。

頭のいい犬種だ
もしかしてプライドもあるかも
知れない。

「怪我人は犬も人も痛みは
同じ 大丈夫だよ
笑われたって恥はかきすて。
アンタはドーベルマンとしての
プライドあるかもだけど
今は怪我犬!!」
フローレンスは気にしないで足を進める

「どうしたー!」
又車が止まり
秋晴れの空を割るように
澄み渡るような声がした。

「あ、リア様」

ゲッ今度はリアか!!オイオイ
ビク!?
じっと見てくるリアが見えた!
フローレンスは見つからないように
犬の顎タンにピッタリと
頭をつけた。
着ぐるみを着たような見栄え

フローレンスは前が見えずによろめくとドーベルマンが指揮をとる
フローレンスが道を外れそうになると
ドーベルマンがスリスリ
「あ、右ね!」

左によると左足をピョンピョン
フローレンスの肩で合図する。

犬は基本手も足も足

「ああ、ごめん、左寄りすぎね」

不審な顔でヨロヨロ歩く
ドーベルマンをリアは観察する。
あまり気にした様子もなく
リアは声を上げた。

「出せ」


「ハッ!」

軍のトラックは又動き出した。

リアの止まった車から随分
離れたと思えばフローレンスは、
又犬の顎たんから
顔を出して油断してあるいた。


「むすめ、」

ひえー( ꒪Д꒪)ヤバ…

また呼び止められ
┣¨‡┣¨‡┣¨‡┣¨‡

「リア様からだ。」
軍人は配り余っていた商品券を
三通フローレンスに渡した。

「あ、ありがとうごぜいます。」

フローレンスは犬を乗せたまま頭を
下げたが振り向いて見れば
リアの乗った大型トラック
はもういなかった。

「情けは犬のためならず」

犬を助けたが自分の助けに
なったと言うことだ。

13、102、080、00ルド
犬のお陰で(12万)儲かった。
リア➕ロレンツオ=商品券6
それぞれ二万封筒入り

給金と合わせればヤバイ位の
お金になった。

「大嫌いだった
ドーベルマンを助けたつもりが
助けられた、子爵家に
送金額が増えてありがたい。」

重たいドーベルマンもお金を
見ればなんのその、元気爆発
フローレンスは現金💰に弱い。
疲れていたが栄養ドリンク飲むより
💰の方が疲れも取れて
元気が出る。

元気になるも不安になるも
💰次第、金を見れば不思議と元気
とやるきが湧いてくる。
黄金色が何より好き!

軍隊も、引き払われ静かになった
ウィリアム・スミスの豪邸に
着く!!

犬がいなくなったと心配して
探し回っていた
ウィリアム・スミスが
フローレンスのドッコイショな
ドーベルマンを見て走り込んで
来た。


ロイ、ロイ、ロイ
その声を聞いてクウーン
ドーベルマンはフローレンスから離れドタッと横に倒れた

Σ( ̄ロ ̄lll)ゲッ!!
びっくりしたのはフローレンスだ。
今までテンポよく歩いていたのにィ?


安心したのかロイは眠っていた。
二足歩行はドーベルマンには
辛かったのか?
そこまで気を使わせていたのかと
フローレンスは反省した。

ロイの詳細を聞いたウィリアムは
フローレンスにお礼を言って風呂と
食事を用意してくれた。

ビショビショに濡れたフローレンス
はドーベルマンより哀れに見えた
のかもしれない。。

人がリア殿下と知った今
顔を合わせる訳には行かない
顔合わせるレベルの人じゃないけど
兄様にバレたら心配かける上に
城の人達に私達の
家庭の事情迄筒抜けになる、兄様に迷惑かけられない。
金が足りない貧乏子爵家なんて
噂が立ちかねない。



私の独断で家を出たのだから
でも・・・
しかも追いかけられてるし
多分ロレンツオ殿下にナデナデ
した事を無礼な奴と思って
捕まえて無礼打ちかぁヒャャャアアア

捕まる訳には行かない
兄様に迷惑かける
どんな事しても逃げ延びなければ
ヤバイヤバイ

フローレンスはそう思いながら
城にある寮へと帰って行った。

敵の懐が一番の隠れ場所
まさかのまさか城に居るとは
思わないヨネ
敵の陣地に隠れるテキな!


「リア様、殿下、殿下」
ん?窓の外を見ているとカールが
しきりに俺を呼んでいた。

「どうなされました?
また、彼女の事をお考えですか?」

「ああ、なぜ
ウィリアム・スミス邸に
あの子がいたのか?不思議でな、
しかもだ、マダム・スミスの
使用人では、無かった。」


「はぁ、雇われ名簿にも
怪しい人物はおりません
皆保証人付きでした。」


我が国から出したメイドは
身元調査もシッカリして
いると報告を受けております。
それにスミス邸への
あれ以上の調査は出来かねます。



「・・・そうだな!」


「もう諦められて
昨日お知り合いになられた
ご令嬢と御付き合いを
されては?
殿下もそろそろ身をかためられ
たら民の者達も喜びます。」


リアはカールの言葉に
「・・・しかし」

口ごもるリアに
カールは自分の思ったまま
告げた。

「何処の娘とも分からない
殿下の お話では民家の出の
様な気もします。
躾もなってないような?
すばしっこさには
長けている様な感じで
はてさて、王室には向いて
いないのでは?
そんなジャジャ馬のような
自由奔放な御方に思えます。」


「う〜ん、しかし」

「王室に入るには
国母になると言う事です。
大事なお役目ですぞ
もっと躾の行き届いた
ご令嬢が良きかなと思うの
ですが。」



「しかしカール私も王の子とは言え
一度きりの人生だ
私が王太子でも結婚は私の
自由だ!
それさえ許されないのか?

私が心奪われた初めての
女性なのだぞ
諦めろと言われても
無理なのだ!」

もちろんカールにも
リアの気持ちは理解出来る。
しかしカールとは違い国を
束ねる後の王となる男なのだ


そんじょそこらの
女では困る、ここの線引きは
譲れない。
カールは何とか躾の行き届いた
ご令嬢との仲を取り持ちたかった。





「どうだったバイト❓」
次の日アリサはフローレンスの
元へやって来た。

「うん凄ーくお金には
なったよ。
時給も高かったし
半分は家に置いてきた。」
フローレンスは御機嫌さまさま

「そんなにもらえたの?
凄い‼️

そうか土日居なかっのは
実家に帰ってだからなんだー」

「うん。」

「カール様も殿下に同行して
行かれたんでしょ!」


それを聞いたフローレンスは
背筋が寒くなった。
「😱💦ヒェーそうなの?」

兄様と会ってないよー

あ!!そうか!

兄様、警備をしていたからか
ウィリアム・スミス邸の中には
入って来なかったのか?
アブナカッタ〜

「やだーぁフローレンス知らな
かったの良かったー
カール様と会わなかったんだー」


「え?ウンでも、なんでよ」
ホッと胸を撫で下ろすアリサを見て
フローレンスは不思議な顔をする。


「だってフローレンスって
可愛いし、カール様が好きに
なっちゃったら
私困るしぃ」

モジモジしながらも兄カールを
大好きと言ってくれるアリサを
見たら
「(≧ε≦● )プッ無い無い
それだけは、言いきれるワ
安心してヨ!!」

と笑わずにはいられない。

アリサは、不服ながらも
フローレンス見て、ホッペをプーっと膨らませながら呟いた。

「抜けがけはナシよ。
フローレンス」
アリサは念を押すように呟いた。

「安心してよ!
誓って大丈夫よアリサアハハハハ」ポンポン
フローレンスはアリサの肩を
叩きながら二人で事務室へと
続く廊下を
「お昼なにたべる?」
なんて相談しながら歩いた。






一方子爵家では
「お嬢様がこれを?」
メリーから受けとった膝の特効薬
を手にしてアンナは頬をほころばせた。
薬を手にしたからでは無い
フローレンスの気持ちが嬉しかったのだった。
サロンパスや湿布、軟骨に良い薬
沢山あった、子爵家の腰痛や膝痛で
悩む老人には有難かった、そして
なんとぉーフエイタ〇があるじゃないか!

ヨッコラショと下着を上げ
ボロンとのびたチチをたらす。

メリーや爺さん達はフエイタ〇を
貼り合いっこ80、90、100には
のびたチチには興味ナシ
たまにブラブラと揺すって見る

虫に刺されたぐらいにしか感じない
パッチ〜ん
と蚊を🦟叩く要領でヤラレてしまう。

「ここか?」

「も、もうちょい右、あ!行き過ぎ」


「ココか?」

「オウ。ソコソコ」
フエイタ〇は大人気
年寄りは大喜び

「お嬢様は・・・ワシらの
宝だった。今もじゃ」

「しかし足を直す前に歯を入れたい、歯を治したい。
リンゴをガブリとたべたい
バリバリバリと煎餅を噛みつきたい。」

年寄り達は相槌を打つ。

「レタスが痛いもんなぁ」
歯の無い年寄りは頷く

「ワシらの稼ぎじゃあ無理だのう
野菜はポタージュで取るさ。」

ノロコラと年寄り達は動き出す
ノラコラだが一日中動いていれば
仕事は進む。

ゆっくりだから休んでるか
動いてるか分からないから
あんまし休憩は取らない
休憩しながら動いているのだから





「殿下、昨日お知り合いに
なられた侯爵家の御令嬢から
お茶のお誘いが来ておりますが」


「よい、断れ」

「御意」

「お待ちください。」
口を割って入ってきたのは騎士団長
カール アンダーソン


「カール、フウー」

リアは小さくため息を吐くとカールを呆れた顔をして見た‼️

「オークラL国の侯爵ルイス ハミルトン様の御息女ソリン様でございます。
他、他国から沢山の申し出が
ございます。」


「殿下、もう、彼女を探すのは
お諦めになられては
いかがでしょう。」


「いや、全員断れ
花嫁はもう決まっておる!」

「お言葉ではございますが
王の許可も必要でございます。
それなりの家の出であり
この王家にそう様なお方でないと
皆、納得いかぬでしょう。
はたまた、派閥が割れる可能性も
充分考えられます。
皆を納得させる為にも
お見合いと言うことで
考えられてはいかがでしょう。

勿論殿下の花嫁候補の1人として
皆様にお会いになり
最終段階で決められると言う事で
納得されますよう
お願い申し上げます。」

カールは立膝をつき頭を垂れた。

するとカールの後ろに控えし者も一斉にカールと同じ態度を取った。


「・・・わ、分かった❗」
と一言呟くとリアは足早にその場を
去ろうとしたが立ち止まり。

リアは呟く!

「無言の圧力か、好きにしろ
俺は従わぬ!」
リアはそう考えていた。




一方ロレンツオも・・・
「殿下、マサラ様がおいでです」

「ハァ━(-д-;)━ツカレル
又姉君か」
ロレンツォもブラコン過ぎる姉に
頭を痛めていた。


そうこうしているうちに
マサラはやって来た。

揺れるワンカールボブの髪は
大人美人
体型も子供が居ないせいか全然
昔と変わらない。
紺のフレアワンピースを着こなし
ロレンツォを見るとパアアァッと
赤い唇が叫んだ。

「ロレンツオ、会いたかったわ
お元気にしていたの?電話も
メールも返って来ないから
心配したじゃないのー💦」


ロレンツは顔を引き攣らせ
「いえ、いえ、姉君
忙しかったのです、
申し訳ありません。」

抱きついて来た姉をベリベリと
引き離しながら言い訳をした。


「ロレンツォ、ウィリアム、スミス邸のお見合いパーティに行ったの
でしょう。
お気に入りの令嬢はみつかって?」


「はい、姉上
一生を共にしたいと思われる
女性をみつけました。」


「( ꒪Д꒪)」

マサラはハッキリと言うロレンツォに一瞬魂が飛んで行ったが

「まぁ(^◇^;)💦そうなの?
何処のご令嬢?」


「教えません、姉上、話が
決まり次第御報告申し上げます。」

ロレンツオはお前に関係ないダロ
みたいな雰囲気を出しハッキリ言った。

マサラは不満だらけだったが
ロレンツオに

「そ、でもわたくしが気に入らない女性だったら、お話は
お断りしなさい!
いい?分かったわね‼️」

そう言うと不満タラタラながら
マサラはないがしろにされ
プンプンと帰って行った。


「ヤレヤレ
姉上が気に入らないでも
私の妻にする女性だ
口出しはさせるものか💢」

姉のマサラの口出しは
あれしちゃだめ、これしちゃダメ
小さい頃からウンザリしていた。


こうしてリアとロレンツォの
ジャジャ馬な嫁探しは始まった。
何処の誰とも分からない娘

2人は可愛らしい娘の事を思うと
ハートは赤く ドキドキが止まらない。


「みたか?」

「見た見たスキップしながら
お部屋へ行かれたぞ」

「ああ、ロレンツオ様も
あんな事するのだな!」

ポカンとする一同だった。