マイリーは、王太子・アスター殿下の侍女として働く16歳。
 実は、彼女が侍女を志した理由は、誰よりも早くアスター殿下の結婚事情をスクープするためだった。

 マイリーには自身が見たものをそのまま紙に写し出せるという特殊能力があり、日々アスターの婚約者候補たちを画像に収めたり、侍女としての仕事をを通じて、スクープに向けた取材を進めている。

 そんなある日、マイリーは街で忍び歩きをしているアスター殿下に遭遇。
 アスターが『逢引き』をしていると思ったマイリーは、こっそりと彼の後を付けるが、そこから事態は思わぬ方向に進んでいって――――?