「お前らー、座れよー」

吉田っちが教室のドアを勢いよく開け、

朝なのにパワフルな声が教室中に響き渡った。

ザワザワ騒ぐ一軍男子女子が座る。

やっと座った__先生の支配力はすごいな…

そう思った時、先生の真横に__

鼻筋が通って、顔も綺麗に整っており、スラッと
背の高い男性がたっていた。

誰もがドキドキするだろう。

恋をしたことない私にでもさえも。

「トクンッ」
小さく胸がなった。


「新しく来た___」
吉田っちが隣にいるイケメン先生を
紹介しようとした時、

「きゃぁぁぁ!」
「名前なんて言うの?..///」
「イケメンなんだけどっ!」

クラス中の女子達がイケメン先生の周りに
集まる。

奈々美も隣の女の子と頬を赤くしながら
楽しそうに話していた。

当然、クラスの男子は呆れており、
吉田っちは女子に弱いため、騒ぐ女子には
どうしても叱れなかった。

私は注意をしようとしたが、

そのイケメン先生が席に座ってと、

優しく微笑みながら、注意した。

それにさえも誰もがドキドキし、席に

戻りながらもキャキャキャしていた。

まるで私の教室は動物園かと間違えそうなぐらい、騒々しかった。