半月の下、君と二人。





「だめっ!!」





 屋上が、奈美の声が、ものすごいスピードで遠のいてゆく。







 思えば奈美だけが、最初から最後まで私を引き止めようとしていたかもしれない。



 ほんの少しの罪悪感が、胸を覆う。






 でも……でもね、奈美。


 私は「生きていればなんとかなる」なんて、そんな綺麗事、嘘だとしか思えないんだよ。