「だめっ!!」 屋上が、奈美の声が、ものすごいスピードで遠のいてゆく。 思えば奈美だけが、最初から最後まで私を引き止めようとしていたかもしれない。 ほんの少しの罪悪感が、胸を覆う。 でも……でもね、奈美。 私は「生きていればなんとかなる」なんて、そんな綺麗事、嘘だとしか思えないんだよ。