世界一可愛い私、夫と娘に逃げられちゃった!

 せっせと収穫の作業だろうか男女が段ボールに詰める。
「今日からお前はここで働いて貰う。さっきも言ったがここにいる以上一生出られない。いいな?」
「ちょ、ちょっと待ってよ! ここなに? 変な匂いするんだけど?」
「口答えするな。お前は俺にとやかく言える立場じゃない」
 洲本は「こいつが今日からお世話になるやつだ。みっちりやってくれよな」と結花に厳しい指導をお願いした。
 この建物での就業が終わると、各自大部屋に入れられる。
 結花は女性用の部屋に入ったが、思わず声を上げた。
「なにこれ?!」
 6畳の畳敷きに10人がぎっちぎっちに入って、申し訳程度にある毛布数枚を2人で使うというものだった。
 部屋の中はまるで刑務所の牢屋のような感じで、室内に監視カメラがあった。
 エアコンがあるものの、全然効いていなかった。
 髪はボサボサ、化粧気もなくしわがめだち、口元が悪人のような顔立ちになった結花。
 服も露出多い物ではなく、みんなと同じ青のジャージに着替えた。ここでは仕事中だろうが、就寝だろうがジャージを着て過ごすと。
 既にいる先輩方の年齢は幅広い。
 結花と同い年ぐらいから、下は10代の女性。
 ここのメンバーと寝食をともにすると洲本に言われた。