結花もわざとらしい演技で、やらされた感や、夫と娘に逃げられて精神的につらかったと訴えるだけ。
 川口や堀内、神牧と曽田の関係は使い捨てだと切り捨てた。

 検察は懲役刑、弁護側は無罪を主張した。
 争点は、計画性か衝動性か、殺意はあったのか、責任能力があるかないか。

 取り調べの最中に、脅迫・誘拐の計画をしているのではと川口や堀内とのやりとりの証拠を提示された。
 しかし、結花は「そうだっけ? 自分に似た人がやったんじゃない?」「覚えてないや、てか川口って誰?」と供述をころころ変えていた。
 刑事に対して連絡先を聞き出したり、デートしよとナンパをしていた。
 結花の供述や過去のことを踏まえ、精神鑑定を行った。

 弁護側は精神的な病気があること、殺害されたわけではないから無罪。
 検察側は、やりとりしている証拠や言動から、責任能力はあるし、計画性がある。また、以前に罰金刑を受けていることから、更正の余地はないため、無期懲役を主張した。

 結花が最終陳述で長々といかに不遇の生活をしてきたか話した。
 夫と娘に捨てられ、再婚したけど、嫁いびりや再婚先の家族に嫌われていじめられていた。
 お金ないからそこの家族のものを売って自分のものにしていた。