世界一可愛い私、夫と娘に逃げられちゃった!

「さーちゃん、そういうことやったことねーじゃないの? 押しつければいいとか、人にやらせとけばいいとか普通出ないから。それが当たり前だったんだろうな。文化祭の準備サボってたタイプでしょ? そういうことを、一緒にやる友達とか同級生いなかったんでしょ?」
 曽田の言葉に結花の顔が引きつる。
 ほんとマジウケる。くだらない。くだらない。
 ばかばかしい。ばかばかしい。
 ああそうよ?
 行事やイベントとか、全部サボってばっかで、当日も遊んでばっかで、店番とか気の弱い子に押しつけてた。
 先生にばれたら体調不良でって迫真の演技で騙し通してたし。
 だってダルいじゃん? みんなで協力して云々がよく分からないし。一緒にやろなんていっても、どうせ戦力外通告されるだけだし。

「さ、さっきからゆいちゃんいじめないでくれる?! ひどいよぉー」
 さめざめと泣くふりしながら、琥珀と翡翠をチラリと見る。
 大好きなおばあちゃんだから、味方してくれるよね?

「意地悪してるのはゆいちゃんじゃん」
「そだにいちゃんと、かんまきにいちゃんの言うとおりだよ。はくが作ったの壊してごめんなさいしてよ」
「元はあんた達が帰りたくないって言うからでしょ! これは罰よ!」  
 唾を飲み込んで必死に言い返す結花。