夕飯の後は、神牧に連れられ琥珀と翡翠は、お風呂に入った。
 髪乾かすのは、曽田に手伝ってもらった。
 琥珀と翡翠は「パパにやってもらってるみたい!」と喜んでいた。
 寝る前には、夏休みの宿題のチェック。
 国語と算数の宿題は、早めに終わらせようということで、神牧中心に手伝って貰った。
 曽田はほぼ巻き込まれるような形で、子ども達がサボらないか監視、集中力が途切れそうなときは遊び相手になっていた。
「おじちゃん達さ! また明日遊んで! 今度こそゲーム負けないから!」
「おじさんじゃね! "おにいさん"だ! 俺たちまだ20代だ!」
 曽田が言い返すと琥珀と翡翠は「だっておじさんだもん」と笑う。
「確かに俺たちはあの2人からするとおじさんだ。先生ぐらいじゃね?」
 まじかと落胆する曽田。

 いや、待て、お前達のパパとママは俺たちよりちょっと上だからもっとおばさんになるよねって言いたくなったけどやめよ。
 ネットで情報が流れた時、思わずマジかよと思った。
 ぶっちゃけ、同い年かちょっと上ぐらいだと思ってた。

 あのガキ達も将来イケメンや可愛い感じになるんだろう。
 けっ、神様は残酷だ。

 俺は見た目怖い両親の血を完全に引き継いでる。