世界一可愛い私、夫と娘に逃げられちゃった!

 うちのじーじは、そういうのあんまりやらない人なんだって。   
 パパとママは昔やってたらしいけど、僕達にはまだ早いからって、買ってもらえないし。
 ここでやらせてもらえるなんて、ラッキー!

 曽田がテレビに映るようにセッティングすると、琥珀と翡翠は「わー! すごーい!」と声をあげた。
 大きなテレビの画面に映るだけで喜ぶ。
 4人で対戦した結果、一番強かったのは曽田だった。
 その次ぐらいが琥珀、神牧、そして翡翠だった。
「そだおじちゃん強すぎる!」
 湯気立てて抗議する琥珀と翡翠。
「そーだー! そーだ! 手加減しろよ!」
 子供達に同調するように神牧も抗議する。
「うるせー! だじゃれみたいに言うな! お前達が弱すぎるんだよ」
「子供の前ぐらい手加減しろよ。なぁ?」
「いやなこった、勝負は基本全力だ」
「じゃぁ、今度はおじちゃん同士で勝負してよ!」
 おじちゃん同士と言われ曽田と神牧は一瞬困った顔をしたが、子供達の勢いに負け、勝負することになった。

 結果としては神牧が勝った。
「かんまきのおじちゃんつよーい!」
「おい、お前そんな強かったっけ?!」
 2人の勝負は最初曽田が勝っていたが、後半で神牧が巻き返した。
 子供達も「すごーい!」と神牧の方を応援していた。