世界一可愛い私、夫と娘に逃げられちゃった!

「このまま、一生娘と連絡とれないままなんですかね……結婚も孫の有無も知らないまま……」
「それはなんとも言えませんね。ただ聞いてる限りでは何年も会ってないのなら、連絡先変わってるかもしれませんし、難しいと思いますよ」
「うん。それはあると思う。あと、今の態度だと、娘さんますます軽蔑すると思う。まずは勤務態度や言葉遣いをきちんとして、変わった自分を見せられるようにしないと」 

 正直一生無理だろう。
 たとえ、これから頑張って勤務態度や言葉遣いを改めたどころで、過去のことを引き合いにして、信用されないだろう。
 1度失った信頼や評判を取り戻すのは、非常に難しい。
 特に彼女のようなタイプは尚更。
 お互い会わない方が幸せだ。
 彼女の兄に近況を教えてるし、娘の近況も知っている。でも口止めするように言われているから、言わないだけだ。

「ううぅー……」
 ぐうの音も出ないことを言われ、結花は黙り込んだ。
「とにかくこれからコツコツ努力するしかありません。まずは、電話の受け答えの練習からもう一度練習しましょう」
 浅沼と丸岡から、しゃべり方が幼すぎるとか、ため口はダメと厳しい指導が飛ぶ。
 一通り出来るようになった頃には、終業の1時間前だった。