世界一可愛い私、夫と娘に逃げられちゃった!

「あんたがやったこと、今になって返ってきてるの。私も巻き込まれて。人生で1番の恥は、私が《《呉松結花の娘》》であることよ‼ この名前がつきまとう限り、私は嫌がらせのターゲットになるの。どうしてくれる?」
「その、あ、いや……わ、私は悪くないんだし? む、昔の過ぎた、こ、ことじゃない? 他の男性と遊んでたのも、退屈だからつい……お、おとうさん、ほら、忙しいじゃん? 私は世界一可愛いから、男の人がほっとかないのよ? ね、ひーちゃんもいつか分かるよ?」
 結花は陽鞠の手を取ろうとするが、振り払われた。
「誰が分かるか!! 理解したくもないし、する気もない。これでお父さんとやり直そうというの⁈ 頭どんだけお花畑⁈ お父さん、もう別れて‼ こんな《《子どもおばさん》》無理‼ 絶対一緒に住みたくない!」
 悠真の肩を激しく叩く陽鞠。
「親に養われてるくせに、ゆいちゃんにエラそー言ってるの⁈」
「女の子はお父さんに似た方がいいって言うけど、地味なのよねー。最近は一緒に買い物付き合ってくれないし、おしゃれ興味ないでしょ? 覇気ないでしょ? いっつも本ばっか読んでるし。のんちゃんとこの子みたいに」
 ニヤニヤしながら結花は、陽鞠に容姿を侮辱する。