世界一可愛い私、夫と娘に逃げられちゃった!

「ああ、年末年始に結花の実家行った際に、川村のおばちゃんがみかん送る際に使ってるダンボール見つけてな、それ聞いたらこれだよ。夫の親族から送られる物は、嫁にとって全てゴミを送りつけてるのと一緒だって」
 耳を疑う義妹の発言に陽貴はそうかとしか言えなかった。
 あの性格ならやりかねんかもなと少し思う。
「ゴミ呼ばわりって……うちの家族は喜んで食べてる。ちょっと多いから妻の実家や近所の人達にも分けてるけど」
「そういうのなら分かる。多すぎるからって。それでもひと言欲しい。その癖、陽鞠に関することでお金集ってるんだよ。入学、卒業、誕生日、作文で入賞したお祝い、ピアノの発表会とか」 
「マジか? お父さんもお母さんも送ってるんか? そのお金はどこにある?」
 その瞬間、悠真は黙り込み視線を下ろす。
「もしかして、使い込みされてたとか? いくらだ?」
 矢継ぎ早に質問され、悠真は一つ一つ丁寧に答えていく。
「いわゆる“お母さん銀行”とかいうやつ。全部で50万あったかな。全然手をつけてなかったはずなんだ。でも、実際は半分ぐらい使われてた」
「いつわかった?」
 強い口調で詰問する陽貴。目が凄んでいて、悠真は縮こまる。