――彼女のわがままに拍車をかけてる根源は、母親。末っ子ということ、自分に似ていることから、かなり甘やかしていた。彼女の兄と姉とでも見えないところで差別化していた。
尾澤は社長と人事部長が言っていたことを思い出した。
いや、まて。彼女が今“演技”している可能性もある。ここで変に判断するのはだめだ。
話半分で聞かねば。
「ここに来て、みんなの態度が厳しいことが日に日に痛感しています。今でもこの格好して働くなんて信じられません。中学時代から宣言した夢が破れたんです」
それってと尾澤が話を促す。
「――専業主婦です。中学時代に、将来の夢として書いたんです。先生にはめっちゃ超怒られましたけど」
「専業主婦?!」
尾澤はおうむ返しして目を丸くする。
「いや……こ、個性的な夢ですね……うん。私は高校の英語の先生だったな……大学で実習は行ったものの、結局両親に反対されたんだよねぇ。4つ上の兄が先に先生やっててさ、病んじゃって2年で辞めたからさ、余計ね」
専業主婦って将来の夢でいう人いるのか?
だいたいみんな、幼稚園の先生とか、美容師とか、家が医者だからそれを継ぐとか、公務員とか……その中で実行した人はいるかどうか分からない。
内心苦笑いするしかなかった。
尾澤は社長と人事部長が言っていたことを思い出した。
いや、まて。彼女が今“演技”している可能性もある。ここで変に判断するのはだめだ。
話半分で聞かねば。
「ここに来て、みんなの態度が厳しいことが日に日に痛感しています。今でもこの格好して働くなんて信じられません。中学時代から宣言した夢が破れたんです」
それってと尾澤が話を促す。
「――専業主婦です。中学時代に、将来の夢として書いたんです。先生にはめっちゃ超怒られましたけど」
「専業主婦?!」
尾澤はおうむ返しして目を丸くする。
「いや……こ、個性的な夢ですね……うん。私は高校の英語の先生だったな……大学で実習は行ったものの、結局両親に反対されたんだよねぇ。4つ上の兄が先に先生やっててさ、病んじゃって2年で辞めたからさ、余計ね」
専業主婦って将来の夢でいう人いるのか?
だいたいみんな、幼稚園の先生とか、美容師とか、家が医者だからそれを継ぐとか、公務員とか……その中で実行した人はいるかどうか分からない。
内心苦笑いするしかなかった。
