珠玉の24時間→1440分→86400秒…!!
ギブソンタケルの部屋での、夢の異様な”その時間”は、水元ノゾミの体感を表現するには、このフレームそのまんまであった。
それ以下ではゼッテイなく、それ以上は全然アリな、頭からつま先まで蕩け削げそうな刻一刻が濃縮体験だった訳で…。

とりわけ、背中と首をメインポイントとしてのツボ押しマッサージを施されたあとの、リクエストタイムは彼女にとって棺桶に入っても耳に響き渡るであろう、永久保存版のマンツーマンコンサートとなった。

ここでは、敢えてギター演奏でジョージ・ベンソン調の、名曲”テイクファイブ”をリクエストしたのであったが…。
その延長で、小学校の先生レべルの腕前ではあるが、初歩的なピアノの覚えがあるノゾミは、ジョイントを申し出て、なんとかかんとか初歩アレンジの💦マーク入りでながらギブ様とドリームユニットの触り程度はやれた!

「こんな体験できるなんて…❣嬉しい…、夢のようです、ギブ様~~💖」

さすがに制限時間1時間を切って、彼女はギブソンタケルにモアモアを求めるキモチでガンガンではあった。
ましてやこの1年半近く、セックスもキスもまったくご無沙汰なのだ。

仕事に追われ、雑用に頭を奪われ、頼みの綱である貯蓄の残高は瞬きする間に逆タクシーメーター現象がノンストップとくる!
クソ面白くないなんだよ、この国、このやらせ弱肉強食社会め!
ふざけんなー、せめてイイ男出てきやがれって‼

もはや、このところ久しく、彼女のちっちゃい口からはこんなヤケクソモードの口癖が連発していた。
そんなカサカサ渇きなココロの潤い処に飢えていた矢先に、あのインスタと巡り合ったと…☆