「あの」



「お前か、俺の相部屋になる女は。」



初対面でこれは恐すぎる。

彼の容姿はとても一般人だとは思えない。


それよりも顔が良すぎる。



「月光 日向(げっこう ひなた)だ、よろしく。あんたは?。」


「えっと、朝影日向(あさかげ ひなた)です。よろしくお願いします。」



「まぁ、よろしく。俺達、名前が被ってるな。」


名前が似てるどころか同じだと。


「あっ、もうこんな時間か。体育館に行かないと。あんたも行くだろ?。」



「えっ、は、はい。」

あの人が、私の運命の人なのかな?。





「入学おめでとう諸君!運命のパートナーとの出会いは果たしたかな?。私達がこの学園の創立者であり学園長。七海夫婦だ!。」



「そんな私達がこの学園を創立した目的は一つ!。この中の1組に世界一の結婚をしてもらうためだ!。」


「選ばれた2人は、同時に入籍」



「ウェーーイ」



この学園大丈夫かな?少し心配だ。



「さっ、帰るぞ」


「えっ、あ、うん。」


2人で療に帰っている間、月光くんは私の方をじっと見ていたなんて。



「疲れたなー」



「それよりあんた、いや、ひな」



「えっ、いきなり名前その格好は何?」




ヤバイ、早速ばれた。



「はぁ、いやいい。俺がとる」


すると月光くんは、私の方に来て、私の目の前に来た。えっ、近い。



ビックリして目を閉じてると。



「あんた、いい顔してんじゃん。」



うそっ、メガネが。



気づいたときには遅くて。



「ひな、絶対にこの部屋以外ではメガネを外すなよ。」


顔を、縦に振ってると。



自分の顔が、彼の顔をに釘付けだということに。