「はい、ここに授業休む理由書いたら後は好きにしていいよ」

「ありがとうございます」

 保健室の先生はサバサバとした性格で、こちらから相談でもしない限り、事情を根掘り葉掘りと聞いてくることはない。
 
 だから、少し手持ち無沙汰だなと思いつつ、たまたま近くにあった「からだのふしぎ」という本を読んで時間を潰していた。

―――プルルル、プルルル……。

 その時、保健室に一本の電話が。

「電話?珍しいな。……もしもし?」

 まあ、電話の内容は私が気にするようなものじゃないだろうな。

 そうやって、他人事みたいに思っていたけど。