一度倒れたら、溺愛がとまりません!!

いつもより、早く起きて南の様子を見に行くと、かわいい寝顔をしていた。

体温計をとって、熱を計ると
「ピピピ…」
「37.5分か、まだあるな… 今日は休ませるか」
「うん…、」
俺の声で目が覚めたらしい。

「おはよ、よく眠れた?まだ、熱あるから今日まではうちにいろよ」

「え!なんで、?ん?」
南が急に飛び起きて、力が抜けそうになるのを支えながら、

「おいおい、急に飛び起きらない。
覚えて無い?南、病院で倒れてうちに連れてきたんだけど…」
南の表情が青くなって、赤くなっていった。

「私の着替えを手伝ったのも晴?私がうなされて、弱ったことも言った?」
俺がうなずくと、

「終わった…」
とだけ言った。俺はその言葉に笑ってしまった。