一度倒れたら、溺愛がとまりません!!

着替えを持って来ると、一人では体がつらくて着替えられなそうなので、手伝った。
冷えピタを貼って上げると、

「きもちー。冷たい。」
と、喜んでいた。

「さ、着替え終わったから寝よう」
南に言って、体を寝かせると
 
「むりだよ。寝るのは。目をつぶったら
事故が浮かんでくる…」

「大丈夫、もう、怖くない。俺が寝るまでいるよ。だから、安心して。」
ベッドに腰をおろして、南の頬に触れた。

「大丈夫だよ。もう、怖い夢は見ない。」

「晴、昔もあったねこんなこと。」

「うん、あったね。俺が風邪引いたときだね。南が来てくれて、嬉しかった。」

「あと、私がお母さん亡くして初めて泣いたのも、晴の前だった。晴は、何でも知ってるね。私のこと」

「南もだよ、俺のことなんでも知ってる」

「おたが、いさまだ…ね…」
スー。南の寝息が聞こえた。

「寝たか、いい夢見ろよ。おやすみ。」
南の額にキスを落とした。