一度倒れたら、溺愛がとまりません!!

家に帰るともうぐったりだった。

「 疲れたー…慣れないことをするもんじゃないな」

お風呂に入って、すぐベッドに潜り込んだ。

彼氏か…正直欲しいって思えない。
大切な人をなるべく作りたくない。
もし、その人になにかあったら…
そんな気持ちがすぐによぎる。

私が母親の事故を見てから、大切な人を作るのが怖くなった。 

雨の日になると、必ず見る事故の夢。
もう、苦しい思いをしたくない。

この思いも医者になったきっかけだった。
自分が医者だったら、

母は、救えたんじゃないか?なにかできることがあったんじゃないか?

そんな自問自答を繰り返してる。
頬に涙が流れた。