一度倒れたら、溺愛がとまりません!!

「ここ?」

「そう。セキュリティ万全でしょ。」

「確かに。でも、駅から距離あるし…まさか歩いて帰ってないよね?夜とか、一人で」

私は苦笑いして誤魔化した。

「はー。ほんとに無防備すぎ。よくここまで問題が起こらなかったか不思議だよ。」

「う、はい。気をつけます。」

「ほんとに?ちゃんとタクシー使う?
緊急で夜遅くなるときくらい使いなよ」

「はい。以後そうします。」

「あ、オレの部屋に来てもいいけどね」
いたずらっぽく笑った。

「いやいやいやいや、大丈夫です。ちゃんと使います。」