一度倒れたら、溺愛がとまりません!!

まさとくんは、幸いに診察と検査をして問題がなかった。

「じゃあ、また痛くなったら来てください。」

そう告げて帰っていった。
ナースセンターに戻ろうしたら、何やら騒いでいる。
どうやら新しい医師が来たらしい。

「有川先生、新しい人ですよ!
しかも、イケメンな。」

看護師に遠くの方で話してる人を指さして言うと、持っていた手帳を落として、動けなくなった。

私の目の前にいる人が晴だったから。

「どうして…なんで…どう…して」

いろんな感情が湧き出てきた。もう、止められなかった。

「南。…………」

その言葉を最後に意識を手放した。