一度倒れたら、溺愛がとまりません!!

SIDE 晴基

仮眠を取ると言っていたはずの南が少し不機嫌そうな顔でリビングに来た。

理由をきくと、寝付けないらしい。
何かに気を張ってるのか?

安心したら寝れるかな?
そう思って膝枕をした。

とりあえず目をつぶらせて、今日のことを聞いてみた。

「今日ていうか昨日か。小児科の子どもたちとパーティーしたんでしょ?」

「うん。みんな…いい笑顔してたよ」

南の口角が少し上がった。

気が緩んできたか?

「そっか。ツリーとかみんなで見たの?」

「ぅん。…みんな…で、点灯…もした」

「きれいだった?」

「ん。ピカピカ、して…た」

返答が少し途切れ途切れになってきて

「眠くなってきた?」

「ん、もう…ねそ、う」

その声は起きたときには覚えていないようなふわふわしたもので、子供っぽくてかわいくて笑ってしまった。

「声がもう…ねむそう」

「はる?」

「ん?」

「好き…だ…よ」

子供っぽいと舐めたせいか、好きと言われた時、ギャップに俺はやられた。

思わず照れて顔を隠してしまった。

まぁ、南は寝てるから気づいてないけど。

車の中でも好きと言われていたような気がしていた。俺の幻聴なのではないかとも思ったけど、実際にちゃんと聞けたからそれでいい。

スースー、寝息を立てている南を抱き上げてベッドに下ろす。

瞼と額にキスを落として、俺はそっとプレゼントを置いた。

「メリークリスマス」