一度倒れたら、溺愛がとまりません!!

その時の光景を思い出す。

2人で夕食後、ソファーでくつろいでたとき。

「南、今年のクリスマスどうする?家でゆっくりする?どっかで夕食食べる?」

その提案に適当に

「そうだねぇー」

なんて相槌を打っていたら

「去年とかは?どうしてたの?」

え〜と、去年…なにしてたっけ?
「あ!!!、ごめん…晴。私、仕事だ」

「ん?しごと?」
少し晴の表情が曇った。

ヤバい。

「私と葵で毎年、クリスマスはお互い相手もいないから例年仕事入れてた。24日から25日に当直だ」

「そっか。なんか南らしいね。」

少し微笑みながら言われた。

「そう?うわっ」

手を引っ張られて抱きしめられた。

「じゃあ、仕事おわったら俺に今年はちょうだいね」

「うん。もちろん。怒らないの?」

「まぁ、他の男と去年過ごしてたっていったら怒ったかも」

「そんなわけないよ、仕事に明け暮れた」

「今年はクリスマス味わおうな」

そう言うとキスが降ってきた。