一度倒れたら、溺愛がとまりません!!

救急科につくと、一人の男の子がいた。
10才くらいだろうか

「どうしたの?お母さんやお父さんは?」

「………ここに、…運ばれて、治療してる」

静かに答えてくれた。
事故かな?危険な状態かな?この子は1人なのか?

「ちょっとまっててね」
私は治療室に入った。

看護師にあの子のことを聞くとこの子のお母さんが搬送されて、晴が治療している最中だそう。でも、かなり重症化している中運び込まれたらしい。

「心停止、家族呼んで!早く!」
晴の声がした。

「私が連れてきます!」

私はあの子のもとへ走った。