一度倒れたら、溺愛がとまりません!!

着替えを済ませると1人声をかけてきた。

「有川先生、体調はどうですか?あのとき助けていただいてありがとうございました。私、怖くて体が動かなくて…だから、ホントに助かりました」

「いやいやいや、私のことでこの騒動が起きちゃったからむしろ、ごめん。ケガとかしなかった?」

「大丈夫です。しかも、有川先生のせいじゃないです。私なんかが生意気ですけど、自分を責めないでください。私は有川先生のおかげで助かりました」

「そうだね。ありがとう」

自分を責めないで…か。
難しいことなんだよね…自分を責めることで今生きていられるのかもしれないし…

「答えはあるのかな?」
青い空に私はそう問いかけた。