一度倒れたら、溺愛がとまりません!!

「体温と血圧測って、体ふくか」

「え!シャワーは?」

「そんな顔でお願いされても点滴とれてないから無理なんだけど」

シャワー浴びたかった…
確かに冷静に考えてみれば点滴とれてないから浴びれないのに…

「やばい…医者として自分自身が客観的に診れない」

「フッ、俺は嬉しいけどね。南自身で判断されると絶対無理するから」

ピピッ
会話が体温計の音で途切れた。

私より先に晴が体温計をとって
「37.8 …まだあるね。血圧は106で低めだったもんね。よし!体ふこう」

「ん?晴がふくの?」

「うん、そうでしょ。俺以外誰がいるの?」
そんな当たり前のように言われても…
恥ずかしいんですけど、

「いや、自分でやる」

「低血圧なのに、体起こして動こうとしたら倒れるよ」

正論を言われて、返す言葉に困っていると

「じゃあ、タオル温めてくるけど
一人で寝室まで移動できそう?」

「流石にできると思ってる」
実際に立ってみると目が回った。

「うぉ、あぶねー。やっぱ無理だったか。
このまま寝室連れてく。怖いから」

そう言って私を軽く横抱きにして点滴のパックごとベッドに寝かせられた。