一度倒れたら、溺愛がとまりません!!

それから、お父さんのお見舞いに行った。
ついでに晴と付き合うことになったとも伝えた。

「おじさん、俺は南を泣かせないとは言いません。でも、南がめいいっぱい遠慮せず泣いてくれる存在になろうと思います」

「…晴基くん、ありがとう。あの時から
南が泣ける存在になってくれて。
これ、からも、よろしくね、南のこと」

お父さんは目から涙がこぼれそうだった。

「…、お父さん、泣かないで。私まで涙が出そうだから。嬉しい報告は笑顔で聞かなきゃ」
そう言ってる私ももう、泣きそうだった。