一度倒れたら、溺愛がとまりません!!

お弁当も食べ終わり、二人でレジャーシートの上でゴロゴロしていると
晴が髪にふれてきた。

「今日、髪巻いたんだ」

「なんで分かったの?分かるかわからないかくらいのところ攻めたのに」

「そりゃあ、いつも見てるから。昔からね。なんでギリギリのラインをせめたの?」

「なんか…私だけデート意識してるのバレたくなかったから」

「でも、洋服は なのなのな で決めてなかった?」

「聞いてたの!?恥ず」

「大丈夫。俺も楽しみと緊張で寝れなくて急遽弁当作ることになったから」

そんな告白を聞いて二人で顔を見合って笑った。

「すごいね。人って。気持ちって。
生まれたときから一緒だったのにこんなにも緊張するんだよ」

私は立って座ってる晴に宣言した。
「晴!一週間もいらない。私も晴が好きだよ。だから付き合ってください」

言ったあと、沈黙が流れた。
え、また私振られるの  なんて、考えたくらい。

でも、ギュッ
私は晴に抱きしめられた。

「長い片思いの完結だ」

「お互いにね」