一度倒れたら、溺愛がとまりません!!

博物館を出たあと公園に来た。
「緑がたくさんある。今日いい天気で良かった」

「うん。あ、ここでお昼ごはん食べようと思ってお弁当作ってきたからレジャーシートひいて食べるぞ」

「晴が作ってくれたの?朝早くから?」

「うん。仕込みをしといたのもあるけど」

「ありがとう」

「はいっ、南のお弁当」
弁当箱を渡された瞬間、お母さんが毎朝渡してくれた思い出が蘇った。

開けてみると嫌いな野菜は、家が隣同士で熟知していて入っていない。
そんなところがさらにお母さんが作ってくれたお弁当に似ていた。

「…ありがとう。本当にありがとう。
何年ぶりだろ、人にお弁当付きってもらったなんて」

晴は、何も言わずに私の頭を撫でた。
「たべてみて」

私は卵焼きを食べた。
「…おいしい」

「そっ、良かった」