「でも、ちょっと強引にいかないとじゃない？茉白は控えめだから」
「うう、その通りなんだけど……」
ジト目で私を見る桃ちゃん。
で、でもね？頑張れば私にも出来そうなことだから。
頑張って、久世くんと話すタイミングをゲットして、その流れで聞けるようにするから。
「だから桃ちゃん、それまで隣で応援してくれる？」
連絡先をゲットして、もし出来るなら、一緒に回らないかって誘ってみる。
でもいつ心折れるか分からないから、桃ちゃんに私のこと支えててほしい。
「仕方ないなぁ。茉白にそう言われたら断れないよ」
「ありがとう桃ちゃん！」
桃ちゃんが笑ってくれたから、ホッと一安心。
それにしても、どのタイミングで久世くんの連絡先を教えてもらおうかな。
