君の甘い笑顔に落とされたい。


教室の前の廊下でばったり会ったのは、久世くんと同じグループの人たちで。


『久世くんのことワンチャン狙ってたから彼女できてショックなんだけどさぁ?花戸さんのことめっちゃ好きって久世くん見てるだけで伝わってくるからなぁ』

『花戸さんも久世くんのこと大好きなんだろうなって、なんとなく分かってたしね〜』

『『だから応援してる〜〜!』』


久世くんの彼女が私、ということが広まりつつあった時、一緒にドロケイをやった女の子たちからはこう言われてた。

優しい久世くんのことを好きな人たちは、皆もれなくいい人たちで、だから、申し訳ないっていう気持ちは自分の中にしまった。
そんなことを考えるのは、失礼だと思ったから。


「これから"第3回椎名を慰めようの会"なんだ〜カラオケ行くの〜」
「2人も来る?椎名泣いちゃうかもだけど!」