君の甘い笑顔に落とされたい。


椎名くんはなぜか少し不機嫌そうな表情。
対して私は、あまりにもストレートにぶつけられた"可愛い"という言葉に、全身を熱くさせられてしまっている。


「メイクもしてる」
「あ、うん……さっきやってもらって」

「かわいい」

「っ、え」

「心臓止まるかと思った。正直他の奴に見せたくない」
「ちょっ……と待って、そんなストレートに言わないで……!」


色んな意味で恥ずかしくて、もう保たないよ……!!


「花戸さんて、すぐ赤くなるよね」
「だってこれはっ、」

「意識してくれてんのかなって、ちょっと期待する」
「っ!?」


椎名くんに真っ直ぐ見つめられて、空き教室での言葉を思い出した。