君の甘い笑顔に落とされたい。


そんな声を聞いて、私はぎゅっと手のひらを握りしめた。



「……今日、休んじゃってごめんなさい」



せっかく久世くんが予定を開けてくれたのに。
……頑張って誘ったのにな。
自業自得だけど、やっぱり久世くんと一緒に水族館を回りたかった。



《なにその声。また世界の終わりみたいな顔してんの?》

「だって、せっかく……」
《別に気にしてねーよ。水族館くらいいつでも行けるだろ》

「……え、」



それって、遠足じゃなくても私と一緒に行ってくれるってこと?
……ねぇ久世くん、それ、その言葉、いったいどういう気持ちで言ったの?

どうしよう。そんなこと100%あり得ないのに期待しちゃうよ……。