「でも、こんな私を助けてくれた女性のために、私は生きていかなきゃいけない。どんなにつらくても、私一人の生命じゃないから。そう思って、ずっとずっと生きてきました。そして、高校生になって栞ちゃんに出会いました。出会った日に────好きになりました」
「……」
「一緒にいるうちにどんどん好きになっていって、いつからか自分は栞ちゃんとともにある、って思うようになりました。栞ちゃんがいないとだめだって、思うようになったんです。栞ちゃんがいないと生きていけないって思うようになりました。そこで改めて自分が犯した罪の重さに気付きました。私は誰かが死ぬほど愛する存在を、奪ってしまったんだって」



