海色の世界を、君のとなりで。


会いたい。大好きだよ。


帰ってきてくれたら、毎日そんな言葉を贈るから。


止まってしまった砂時計をなおせるのは、お母さんだけなんだよ。


わたしのものも、お父さんのものも。



愛する人と、生涯を誓った大好きな人と、二度と会えなくなるなんて。


どんなに辛いことだろう。


苦しくて、悲しくて、絶望することだろう。


わたしに全てを理解することはできないけど、大切な人、特別な人ができた今なら想像することはできる。



ふたりを失うと思うと……怖い。



会えないだけで、言葉を交わせないだけでこんなにも辛いのに。


苦しいのに。


大切に、特別になればなるほど、離れがたくて、ずっと一緒にいたい。


一生会えないなんて、そんなの耐えられるはずないんだ。



人間は脆い。


その脆さを寄り添って、与え合って、惹かれあって生きていくのに。


その相手を突然失うなんて、だったらどうやって生きていけばいいのだろう。


無理だ、そんなの。