「大丈夫か?優依、頑張れ…」
どこからか翔太の声がした。
「しょ…うた…」
消えそうな声で名前を呼ぶ。
「優依!!先生!」
私は2日間寝たきりだったらしい。病室に来てくれた翔太が、苦しんでる私を見つけて、先生に言ってくれたらしい。
「ありがと…」
泣きそうにながら言う。
「良かった…本当に…本当に」
翔太が泣いていた。幼い子供みたいだった。
「大丈夫、私は余命より長く生きるから。私を誰だと思っているの?優依様よ」
「優依…そうだよな!!優依なら大丈夫だろ!!俺も余命ぶち抜いてやる!」