(*真子side*)
先生は私の上に跨がっている。
「やめて下さいッ!いや!」
必死に抵抗する私の手首を自分のネクタイをほどいて、ひとまとめに縛る。
「大丈夫だから。今から気持ちよくしてあげるからな。」
先生の手がスカートの中に入ってくる…
いや…気持ち悪い!!
触られたくない…
と、その時…
ーーバタンッ
鍵がかかっていたはずのドアが勢いよく開いた。
「何してる?変態教師。」
「誰だ!?お前!」
その人は私の上から先生を退けると胸ぐらを掴んで、
「俺か?…俺はこういうモンだ。」
「け…警察…」
そのあと、円山先生は他の先生に連れていかれて、部屋には私と…
「ふぇ……や…矢吹さんッ…(泣)」
助けにきてくれた矢吹さん…。
「もう大丈夫。…怖かったな。」
「ふ…怖かった…」
矢吹さんの優しい笑顔をみたら安心してしまって、思わず抱きついて泣いてしまった。
矢吹さんは何も言わず、私が泣き止むまでそのままでいてくれた。
矢吹さんの胸の中はあったかくて先生に触られた体を癒やしてくれる気がした。
時々、背中をさすってくれる大きな手がすごく安心する。


