(*真子side*)
あれから3日。居残りさせられる事がなくなっていた。
そして今日も、瞳とちなが来るのを教室で待っていた。
あれ、今日遅いなぁ。
もしかして居残りさせられてるのかなぁ…
そう思いながら待っていると、気づけば学校にはあまり生徒が残ってなくて静かだった。
すると、放送が流れてきた。
~ピンポンパンポーン~
【2年1組の山口 真子さん、至急、第1視聴覚室まで来て下さい。】
えっ?私?…今のって、情報の田口先生だったよね?とりあえず行かないとな…
私は3階の視聴覚室に行った。
中に入ると電気がついているけど誰もいない。
「田口先生?山口ですけど。」
すると、
「田口先生じゃないんだよ?山口。」
ドアの方に振り向くとそこには、
ニヤリと笑って部屋の鍵を閉める
円山先生だった。


