「それが、ずっと瞳チャンを恋人としてもってたってなぁ~。ビックリだよ。孝幸何にも言わないから、わしが内密に調べたんだからな?全く、こんな可愛い瞳チャンを独り占めして~。」
自慢気に話す孝信さん。
「だから言わなかったんだよ。
親父の事だから、瞳にベタベタくっついて離れないだろ。ったく、鬱陶しいのはコイツだけで、十分だよ。」
そう言って孝幸が視線を向けた先は…
「あー、何だよ!鬱陶しいって!大事な妹を可愛がって何が悪いんだよ~?」
むくれるお兄ちゃんでした…。
「お前は異常だアホ!シスコン兄貴が」
すかさず突っ込むタケさん。
そしたら、
「あら…兄貴って…照くん?
あなた照くん?」
お兄ちゃんの隣りに座り、まじまじと顔を見つめる有希子さん。
あれ?さっき孝信さんもだけど、有希子さんも…お兄ちゃんの事知ってる?
「はい。瞳の兄で…照です。」
お兄ちゃんがそう答えると、有希子さんはホッとした表情で、
「そう…。立派な大人になったわね。
瞳チャンと…兄妹に戻れたのね…。よかったわ。私も嬉しい。」
ちょっと涙ぐむ有希子さん。


