縛られもしないし、口を塞がれてる訳でもなく、至って普通に車に乗せられてるんだけど…誘拐じゃない?
「どうぞ紅茶です。こちらもどうぞ。」
「ぁ、はい。」
温かい紅茶と、美味しそうなクッキーを出された。
何て親切な誘拐犯?さんなんだろう。
睡眠薬とか入ってたらどうしよ…。
でもすごく美味しそうなクッキー…
……食べちゃえっ!!
―――パクッ
「んっ…―――――おいひぃ♪」
心地よいサクサク感にちょうどいい甘さですごく美味しい♪
「それは良かったです。
心を込めて作りましたから。」
「え…あなたが作ったんですか!?
すごい!プロみたい!」
思わず、興奮してはしゃいでしまった。
おっと今は、
はしゃいでる場合じゃないか…。
「そんなに喜んで頂いて、光栄です。」
そう言ってゴツイ男の人はサングラスを外した。
あれ…何て綺麗な目をした人何だろ…
てか、すごく優しい笑顔なんですけど。
この人達意外と、恐くない人達かも…
何故かそう解釈して、いい子にしていた。
どこに行くんだろ。
お兄ちゃん心配するだろうなぁ…。
孝幸、私、どうなっちゃうの??


