恋するgirl☆~永遠の愛~




「いいよぉ~だ。孝幸に美味しい夕食作って待ってるんだから。ふんっ。」


何て、1人文句を言ったり、何を作ろうかなぁ?なんてワクワクしながら歩いていた。


だけど、一瞬にしてその計画が実行できなくなってしまうことに…


ちょうど私が校門を出た時だった。


「沖田 瞳さんですね?」


いきなり、黒づくめのサングラスを掛けたゴツイ男の人、2人が私の前に立ちはだかった!


な、何!?この人達!?
怖い!!


「…は、はい。私ですけど…(半泣)」


恐る恐る返事を返すと、


「一緒に来て下さい。
さぁ、車へお乗り下さい。」


「え!?…ちょっ…あの…」


“お乗り下さい”じゃないよ!完全に抱き上げられて車に放り込まれたよ!


唖然としている私をよそに、
車は発進した。


ど、どういう事??


私はどこに連れてかれるの?


何をされるの?


一体、何なのぉ~~~(泣)??


孝幸ぃ!助けて!!


携帯を出した瞬間


「携帯はお預かりさせて頂きます。
後ほど、必ずお返しいたしますのでご安心を…。」


「は、はい。」


何故か、反抗もせず、素直に返事をしてしまった。


だって、この男の人達見た目は恐いけど、すごく礼儀正しくて親切…。


さらわれたのに、恐怖感がないのはおかしいぞ…?