恋するgirl☆~永遠の愛~




「いやぁ~、まぢでどうなる事かと思った。なんか、テルさんもヤバいくらい取り乱してたし。でも結局、テルさんの血液のおかげで助かったしね!」


えっ?テルさんが取り乱す?


「テルの奴、すげぇ心配してたなぁ。
孝幸に、掴みかかってたしな。」


つかみかかった?何で?


わかんない。どういう事?何でそんなに心配してくれたんだろ…


「孝幸、テルさんは?お礼しなきゃ…」


「そうだな。アイツ連絡とれなくて、さっき繋がってすぐ来るっていってたからもうすぐ来ると…――――


―――ガラッ


「ハァ…ハァ…瞳ぃ…―――」


ぎゅっ…



テルが抱きついた。……!?


私はもちろん、ここにいたみんなもあ然としている。


「て…テルさん?…」


呼んでも私から離れないテルさん。


あれ…?


テルさん…震えてる?というか…


泣いてる。


どうして?何で泣いてるんですか?



しばらくの間、病室の中はテルさんのかすれた泣き声しか聞こえなかった…